◆ライフジャケット着用の必要性と重要性


ライフジャケットの着用は、万一の海中転落に備えて重要です


次のグラフからは、万一の海中転落時に助かる確率が、ライフジャケットを着用していることで非常に高くなることが分かります。

ライフジャケットを着用して海中転落した場合は、ライフジャケット未着用の場合に比べて生存率が約3倍も高く、逆に未着用の場合は死亡率が約5倍も高くなる結果となっています。


多発する小型船舶の海難事故

船種別の死傷者等の状況(平成17年)
海難事故に伴う死亡・行方不明者や負傷者数は、平成17年の1年間だけでも551人となっており、多くの方が被害に遭われています。 その中でも、小型船舶が大部分を占める漁船やプレジャーボートの割合は非常に高いものとなっていることが分かります。

プレジャーボートの海難事故の傾向

プレジャーボート海難の 海難種類別発生隻数(平成17年)
プレジャーボートの海難事故では、衝突事故の割合が最も高く、全体の4割を超えています。

衝突事故の原因としては、見張り不十分によるものが多数を占めますが、飲酒による注意力・判断力の低下、無免許者の操船判断の誤りや知識の欠如なども原因となっています。

また、衝突事故の際に、海中に転落する事例や負傷する事例が多数発生しており、衝突事項は死傷者発生の主要因となっています。

危険と隣り合わせであることを忘れずに

プレジャーボートの海難事故は、決して少ないものではなく、他人事ではありません。

また、プレジャーボートの海難事故では、船体が小さいために海中に転落しやすいなど、人命に直結する深刻な被害が発生しやすいことも、その特徴です。

プレジャーボートは、常に危険と隣り合わせであることを忘れずに、安全のためにもルールやマナーをしっかり守りましょう。

ライフジャケットの着用措置


プレジャーボートなどの小型船舶では、船長の遵守事項として、船長自身も含めた乗船者に対してライフジャケットを着用させることなどが定められています。

不意の事故に備え、乗船時にはライフジャケットの着用を忘れないようにしましょう。
ライフジャケットの着用措置
次の3者には、ライフジャケットの着用が義務づけられています。

なお、これらの者が違反すると違反点数が加算され、その点数に応じて行政処分が課せられます。

  • 航行中の特殊小型船舶(水上オートバイ等)に乗船している者
  • 航行中の小型船舶に乗船している小児(12歳未満)
  • 船外に転落した際に短時間で救助されるため適切な連絡手段を確保せずに、航行中の小型漁船に一人で乗船して漁ろうに従事している者

(注)平成20年4月1日からは、連絡手段を確保していてもライフジャケットの着用が必要となります。